家の電力を見直す
土曜日まで静かだった鎌倉山が、昨日の日曜日は、
花見客でずいぶんと賑わいました。
時間帯によっては、鎌倉方面からこの桜並木を抜けようとする車が長い列を
なしていました。
そう、昨日がまさに満開のお花見日和だったのです。
この美しい桜のトンネルを歩くのは、とても気分がいいです。
どんな花であれ、花というのは、本当に人の心を和ませてくれる自然の恵みですね。
さて、昨日の投票により、神奈川県知事選で当選したのは、黒岩祐治氏でした。
今回の震災を受け、防災対策と太陽光パネルの設置推進を呼びかけていました。
福島原発事故により、県民の生活や価値観が大きく変化しはじめてきた結果でしょうか。
これからの神奈川を含め、日本全体が電力を見直す時代がやってきます。
計画停電という問題に関わらず、今後の私達の生活のあり方を見直す時ですね。
海外での生活経験がある方は、すでにご存知かと思いますが、
家の中の明かりは、本当に居る場所だけを照らしています。
私もどちらかというと、間接照明で生活しているタイプですので、
街中の暗さも、あっという間に慣れました。
というか、今までが明るすぎたとすら感じていたので、ちょうどいい気がします。
今は、夜リビングのフロアスタンド1本で、基本的に生活していますが、
特に問題もなく過ごしてします。
まずは、節電・資源の節約も正しい道ですね。
一昨日、ある番組で観たのですが、
窓辺に綺麗なガラス瓶に水を入れて、並べているシーンがありました。
これは、ヨーロッパでは昔からの知恵として、実践されてきたそうですが、
冬には、日中の太陽熱を瓶の中の水に溜め、
夜の暖の一つとして、役立てているんだそうです。
インテリアとしても美しく、かつ自然エネルギーを上手に活用するのは、私好み♪
今年の冬には、さっそくマネして、美しい瓶を並べてみようと思います。
もちろん、この先、国が率先して太陽光発電普及の促進も、もっと必要になるでしょう。
昨日の朝日新聞に「家の電力を見直す」という記事がありました。
補助金制度が打ち切られた2005年には、発電容量のトップはドイツに移り、
ドイツは今や、世界の設備容量の47%を占めるまでになったそうです。
ただし日本政府は、2009年度に家庭用への補助金制度も復活し、
先日、自然エネルギーを全量買取制度も閣議決定したそうです。
でも、まだまだ課題はたくさんあります。
太陽光発電機が、夜にも使えるように蓄電の技術と、
耐用年数の問題、屋根のメンテナンスの問題、
コスト面の問題がクリアになれば、
私達施工会社側も、家を建てる方々へ、
より積極的にアピールできるのではないかと感じています。
技拓では、まずは設備機器によってスペックオンしていくというよりも、
自然を上手に取り込んだ住宅を考えていきたいと、ずっと努力してきました。
設計段階で、採光と風通しを十分に考えたデザインをコンセプトに、
家づくりに取り組んできたつもりです。
今後は太陽光などの自然エネルギーも活用しつつ、更に断熱性などをあげる素材や
家そのもので、節電できる工夫を考えていこうと、話し合っています。
今までやってきたことが更に活かされるように、家づくりのあり方について
もう一度考えるいい機会にしていきたいと思っています。