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エネファームのお話し

ゴールデンウィークに突入しました!
でも、あいにくのお天気で、今日から雨マークが多い休暇となりました。
皆様はどんなお休みをお過ごしですか?

私は、お施主様宅で夕飯をごちそうになったり、昨日は横須賀のT邸の取材に行ったりと
素敵な毎日を過ごしています。
取材先のお宅は、穏やかな入り江を眺めながらの生活で、とても気持ちよさそうでした!
近々、HPやブログでもご紹介できると思いますので、どうぞお楽しに♪

さて、今日は東京ガスのエネファームのお話しです。
ちょっと長くなりますが、わかりやすく書いてみました。
興味のある方は是非お読みくださいね。

先日、東京ガスの担当者にご来社頂き、
ガスで発電する東京ガスのエネファームについての説明を受けました。
以前に単独で、東京ガス展やパナソニックホームなどの展示場などにも行って、
説明を受けてきたことがあり、エネファームについて
是非、社内で知識を共有しておこうと思ったからです。

宣伝や記事などを読んでなんとなくは知っていても、
その他の製品との違いなどをきちっと理解しているか?と言えば、
そのあたりは曖昧な点も多いはず。

「エネファーム」や「エコウィル」
さて、名前くらいは聞いたことがありますか?
名前は聞いていても、なんとなくしかわからない。
他にも「エコジョーズ」だの「エコキュート」だの、同じような名前があるので、
どれがどんなシステムなのか、本気で導入を考えた時でないとよくわかりませんよね。
今回すべてを説明すると長くなってしまうのでしませんが、
今日のお話は、自宅で発電しながら、
給湯・暖房を1台で行うガスエネルギーを使ったシステムのお話です。

もともと「エコウィル」というシステムが先に商品として登場しました。
発電は、都市ガスを燃料として、ガスエンジンで発電することで電気を作り出し、
発電時の熱を回収して、貯湯ユニットに貯めてある水を約75℃のお湯にしていきます。
貯まったお湯は、お住まいの中で使用し、補助熱源機が内臓されているので、
お湯切れの心配はありません。

「エネファーム」もシステムとして、発電をして給湯・暖房を1台でおこなうのは一緒。
何が違うかというと、ガスエンジンで発電するエコウィルに対して、
エネファームは燃料電池という技術を利用したシステムで、都市ガスから水素を取り出し、
空気中の酸素と反応させることで電気をつくる、全く新しいクリーンな発電方法です。
この燃料電池は、スペースシャトルにも使われている方法なんです!
貯湯ユニットに貯めてある水を60℃のお湯にしていきますので、若干の度数の違いはあるようです。
またガスエンジンで発電するわけではないので、音がほとんど出ません。
大規模発電所より送電される際のロスが,6割以上もある従来システムは、
エネルギー利用効率は37%と言われているのに対して、
エネファームは、利用困難な排熱19%を除いた81%の利用効率!
発電所を家庭に持ってくるのが、エネファームの発想だから、送電ロスが少ないのです。
よって、エネルギー消費量とCO2排出量を削減できるので、
私たちの目指す湘南パッシブハウスにも、大きく貢献してくれそうです。

利用困難な排熱とは、ガスの中にあるメタンの中から水素だけを取りたいので、
そこで発生する熱の分がどうしてもロスが出てしまうのです。
エネファームを設置することにより、CO2の削減は、
たとえば家庭でお風呂に一切入らないくらいの量、約-1500kgという削減効果。(東京ガス試算)
言い換えると、ブナ林3300㎡が吸収する量と同じ、環境貢献効果となるそうです。

では、実際に日々の生活の中で、導入したメリットを見ていきましょう。
お使いになる家庭の生活パターンにあわせて発電をして、
その家庭で最も省エネになるよう自動運転してくれる学習機能がついてます。
1日の暮らしに必要な電気のベースをまかないます。(0.75kwまで発電できます)
電気をつくりながら、その時にでる熱をつかって必要な分だけお湯をつくっていきます。
その家庭が、どの時間帯にもっともお湯を使うかを記憶し、エネルギー使用量を予測し、
エネファームの運転時間を決定していきます。
万が一、貯めたお湯が足りなくなっても、
バックアップ熱源機(エコジョーズが内臓されています)があるので、
お湯切れになる心配はありません。

このエネファームでつくるお湯で快適な生活として、
たとえば浴室暖房乾燥機やガス温水式床暖房、温水ラジエーターなどなどに活用できます。
賢く使って、快適生活が実現できるのが嬉しいところ。
また見える化として、リモコンで使っている電気をリアルタイムで表示することにより、
家族一緒に省エネ&エコ意識が自然と高まります。

さて、ここでイニシャルコストと年間の光熱費が、一番関心度の高いところですね。
まず、今年度の補助金は70万円/台。すでに開始されていて、先着順となります。
まだまだ本体価格も少しお高めではあります。定価は273万円。
(最終ご契約価格については、各施工業者にご確認ください)

保証は10年間のフルサポート。一般的な利用ペースの場合は、耐用年数は約20年。
ただし、現在では初期投資分は回収できないのが、現状ではありますが、
今後10年後くらいまでには、普通の給湯器くらいの価格を目指すそうです。
そして、年間の光熱費ですが、従来システムに比べ、エネファームはガス料金は上がります
(エネファーム向けガス料金発電エコぷらんというのは適用されます)。
ただし、自宅で0.75kwまで発電するので、それ以上使用した分を購入電力にたよりますので、
電気料をぐんと減らせるのです。
さらに冬の割引率もあったり、ガス温水床暖房などをお使いの場合の割引率もあり、
経済的にもランニングコストを抑える効果があります。
売電については、太陽光とのダブル発電をすることにより可能となります。
売電できる条件は、あくまでも再生可能エネルギーのみとなりますので、
エネファームで出来た発電分は売電できないことは、お忘れなく。

エコウィルは、現在補助金がなくなりました。
今は国の政策もエネファーム導入へと移行しています。
現在は費用対効果として、初期投資分を回収できないという事で、
環境への意識が高い方を中心に広がっているところですが、
技拓ではお客様が納得くだされば、是非導入していきたいシステムだと考えています。
これから環境に負荷をかけず、自然ネエルギー活用と長持ちする家を目指す、
「湘南パッシブハウス」を基軸に、家づくりを考えていきたいなかで、
これは非常に画期的なシステムではないかと感じ始めているのです。
ただし、残念ながら、停電時には初期稼働は電気でうごくため、機動しないという問題はあります。
もちろん蓄電池を併用すれば機動しますが、一般家庭でそこまで導入することは、
スペック的にオーバーとなりますので、一般的ではありません。
またダブル発電となる太陽光を設置しても、同じことです。

こちらのシステムを導入するのに適した家族形態・生活形態というのがありますので、
ご興味のある方は、まずはご相談くださいね。

エネファームについて、少し理解を深めて頂けましたか?

では、次回のお話しをお楽しみに♪
よい休暇をお過ごしください!!

——–gitaku通信—————-
 
ゴールデンウィークお休みのお知らせ

5/2(水)~5/5(土)までお休みを頂いております。
ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。