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旭川のものづくり CONDE HOUSE

ブログ、ずいぶんご無沙汰になってしまいました。

今日は七夕。残念ながら雨模様。
最近、梅雨時らしく、湿度の高い蒸し暑い日々が続いています。
この時期になると、カビの発生などに注意をしなくてはいけませんね。

でもカビのお話しは、また今度にすることとして、
今日は、なかなか報告出来ずいましたが、先月に行って参りました
第58回 旭川家具地産展について、お話ししようと思います。

たくさんお話ししたいことがあるので、数回に分けてお話ししようと思います。

今日は、まずは今回ご招待して頂いたCONDE HOUSEの工場見学について。
会社や自宅でも使用しているカンディハウスの家具の良さを、もっともっと知っていただきたいと、
カンディハウス横浜の藤田社長が、この旭川家具地産展に呼んでくださり、工場見学が実現しました。

オフィスの2階打ち合わせ室は、テーブルおよびキャビネットがAREAさん、椅子がcollaboreさん。
1階の椅子は、こちらのCONDE HOUSEさんのWINGというダイニングチェアを使用しています。

この椅子は、長時間の打ち合わせでも疲れることがなく、また背中にピタッとフィットした
背もたれのカーブな絶妙です。
この曲線を創り出す技術を、工場で実際に見ることが出来たのはとても素晴らしい体験でした。

曲線の形を無垢材から形取ると無駄が出てしまうため、パーツの多くは成型技術を用いているのです。
ひとつの材料から成型に利用する挽き板を取るため、色の差などなく積層の縞が目立たない!

仕上げは、必ず手仕事で行われ、完成されます。
繊細な力加減で行われる仕上げも職人の技の見せどころ。

主に4種類のフィンガージョイントを使用して、多様なデザインに対応している。

各種無垢材を自社でスライサーという機械を使って,0.2~0.6mmくらいの薄く削り取った
突板を作っているから、建具の表現も木目が綺麗に揃って美しいんですよ。


人口乾燥によって、日本の室内環境に合わせて含水率6~8%に調整。

牛1頭分の皮革を裁断できる自動裁断機。

木材置き場から始まり、人口乾燥、木取、機械加工、仕上げ、塗装、椅子張、検査に至るまで
色々な工程を見せて頂いたのですが、家具作りは実に興味深く、面白いですね。
初めての体験で、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

CONDE HOUSEの家具づくりに対する信念や、創業者の思いが詰まった工場を今回視察し、
北海道を、海外へ材料を安価で輸出する街から、ものを作り世界へ送り出す街へと
変化させていった、創業者長原会長の理念を知り、
それを受け継ぐスタッフの方々のお話しを聞いて、
日本のものづくりの在り方と言うものを、再認識した2日間でもありました。
作っている物は違うけれど、とてもいい刺激になったと思います。
このような機会を与えて頂き、本当に感謝しています。
ありがとうございました。

今回だけでは語りきれないので、折を見て、翌日の工房めぐりやハンス・J.ウェグナー展のこと、
創業者 長原 実氏のこと、3年に一度開催される旭川家具デザインコンペのこと、
ものづくり大学のこと。色々なことに触れてみたいと思います。
家具に興味のある方、どうぞお楽しみに!!