等々力の新しい仲間が完成です。
台風が去り、気持ちのいい秋晴れです。
この連休は、台風被害の後処理に忙しい方も多いのでは?
まずは窓拭きもあるし、落ち葉の掃除もある。
こんなに強い風を体験したのは、もしかすると初めてですね。
至る所の街路樹も一気に枯れてしまって、昨日は台風の規模の大きさを改めて
実感しながら、犬の散歩をしていました。
その台風が去った翌日のこと。
ようやく等々力のお施主様宅が、お引渡しとなりました。
今日は、そんなお話です♪
3年前に一度相談に足を運んでくださったその時から
ようやく今を迎える事ができましたね、と引き渡しの数日前の打ち合
わせの中の雑談でそんなやりとりがありました。
最初は、鎌倉、葉山、時に佐島方面などの土地を検討されたそう。
大きさ、価格、そして利便性。
大きく判断基準になったのは、利便性。
ご主人の仕事柄、夜遅くの帰りもあり、又小さなお子様を3人を連れて
奥様の日常の行動が制限されてしまうことを、拭う事はできませんでした。
それでも「環境の良いところ」を探し歩いたそうです。
ちょうど1年前、
「土地が決まりました!」と連絡をいただきました。
そこは、世田谷区等々力。
環八や目黒通りを主要な道路としていて、
多摩川にも近く、又近くの等々力渓谷があります。東京23区で唯一の
渓谷なんだそうです。
最高気温が35度近くあっても等々力渓谷は25度以下になる
自然の恩恵を受け、古くは古墳時代から地域に守られ続けている渓谷です。
ここF邸は、そんな自然を守る世田谷区であるせいか、静かで緑化事業も
守られている感じのする街です。
吹き抜けを大きく取ったリビングを中心に1階は、ダイニングとキッチン、
そして和室があります。
2階はその吹き抜けを見ながら廊下を介して、子ども室、主寝室。
部屋から一歩出ると、必ずリビングの様子をどの部屋からも見る事ができる。
高い吹き抜けのハイサイドライトから、空の様子が見え、雲の動きを観
察でき、おそらく月明かりもリビングに差し込むでしょう。
そして、インテリアにもちょっと遊びを試みました。
ご主人の仕事で、フランスに行く事も多く、又ご本人もフランスに住ま
われていた事もあってツマミや、取って、スイッチなどは、輸入品を選んでみたり、
壁の色も、ちょっとフランスっぽくアクセントに塗ったりと、
まさに+ spiceを導入した家。
日本の製品は精度もよく、細かな気遣いがされた便利な商品があります。
消費者の思いに沿える様な商品開発がされていますが、その反面、
「風化による味わい」や「本来の機能のみ」は、最近ではみかけなく
なってしまいました。
F邸では、それを思わせてくれています。それはドアノブです。
最近の子ども達は、ドアノブを回す事ができなくなってきていること、
意外と知られていません、残念です。
ここF邸は、機能性重視の家ではなく、
目的を持った家となっています。
お引越し後、家具が入ったらまた覗きたい、そんなお家になりました。
さあ、これから外構工事も始まります。
楽しみですね♪
末永く、今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。