増改築、大変お待たせしました。
ようやく桜の開花宣言の話題が上るようになり、春の訪れを感じています。
今年の冬は、本当に長く感じました。
今日も、急に北風が入り込んだかと思うと、雨が降り出し、不安定なお天気。
本格的な春が待ち遠しくてたまりませんね。
さて、今日は大変お待たせしてしまったリノベーションのお宅のご紹介。
鵠沼のY邸の物語です。
去年の東日本大震災の直後、まだ世間が
計画邸停電だ
ガソリン不足だ
水不足やトイレットペーパー不足だ
と、世の中の一般生活が不安定の中、来社いただきました。
お客様は、25年前に技拓で家を造っていただきました。
今回のご相談は、お客様のご実家(築45年以上)の改装と耐震補強でした。
亡くなられたお父様が大事にされていた家を壊さず、
新たに甥っ子様家族が加わり住む事になったのです。
お庭には、ハッサク、ゆず、梅、竹の子の収穫もでき、椿や木瓜など季節に応じて花が咲き、
小鳥達もお庭に遊びにやってくるそうです。
お父様、お母様が愛した庭も、若い家族が引き継ぐ事になりました。
この古き良き鵠沼の静かな時間を、継承していかれることでしょう。
内部の仕上げは、お客様がすでに技拓の家に住まわれていたので
理解は早く、大きなご希望だけでお任せいただきました。
インテリアの家具も、ご家族の皆さんの思い出での品々を大事にされていかれるそうです。
「高い物じゃないんですよ」
とおっしゃいますが、引き出しや扉の細工は、当時の職人の器用さを思わせてくれます。
それを、ご自分達で塗ったり、削ったり、付け直したりと、
もったいない心を大事にされています。
既存の離れの玄関は、野尻湖で作ってもらった建具らしく
捨ててしまうにはもったいないという事が設計も含め意見が合い
今回、室内の間仕切に使うことになりました。
外壁も既存の仕上げを剥がし、チャネルサイディングにしました。
今回も、本当にお世話になりました。
工期が6ケ月かかってしまい、お待たせいたしました。
これからも引き続きよろしくお願いいたします。
私たちは、新築だけでなく、提案型のリフォームにも力を入れています。
是非、ご相談くださいね。