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技拓が伝えたい10のこと その3

師走に入り、冬らしい寒さになってまいりました。
ウールのコートが出番の今朝。
現場も寒い中、職人さんが頑張ってくれています。

さて、10回にわたり「技拓が伝えたい10のこと」を紹介して参ります。
今回は、その3になります。

家というのは、長い間家族が暮らすための大きな買い物です。
ということは、
「家を買うのではなく、暮らしを買うということ」とわたしたちは考えています。
だからこそ未来も、見据えて考えてほしいことがあります。

技拓が伝えたいこと その3

3.木との対話。木は樹齢に等しくもつと言われています。フローリングやパネリングなど自然素材の
 特性を理解しつつ、無垢材の足ざわり、手ざわり、ぬくもり、そして経年変化を楽しみましょう。

無垢材は、何年経っても傷がついても味わいが出る素晴らしい素材です。
素足で無垢材のフローリングを歩くと、温かみを感じることをご存じでしょうか?
針葉樹は柔らかい代わりにより温かみがあり、広葉樹は固いので少し冷たく感じるかもしれませんが、
それでも木本来のぬくもりを感じられますので、お子様が小さなうちから木に触れさせてあげたいと、
わたしたちは考えます。
そして、時が経ち変化は劣化でなく趣へと移っていきます。
もし少しきれいにしたいと思うならば、サンディングで削れば、新しい面が現れます。
外壁のような外部であれば、高圧洗浄で洗ったりすると、
また新築の時とは違った新しい姿を見せてくれる良さがあります。
それが「木」という自然から恵んでもらった素材です。

しかし、木も生きています。
呼吸をします。
それぞれに、癖もあります。
冬は乾燥して縮みます。
夏は湿気を含んで膨らみます。

室内の環境によって、隙間が出たり反りが出たりもたまにあるでしょう。
でも、それは木が呼吸していることを意味しています。
そういう自然素材と共に暮らすことは、人間本来の暮らし方に取り入れてほしいと願っています。
子どものころに感じた感触は、忘れないといいます。
そしてまた大人になって、
そういうぬくもりを求めて次の子供たちへ伝えていく。
そんなことを味わって頂きたいので、
恐れることなく無垢材を使ってほしいというのが、技拓の想いです。