心に余裕をとりもどす時間。
このゴールデンウィーク中、お休みをしていて
自分の中で忘れかけていた大事なことに、気が付きました。
3年前からイベントもスタートし、その分人とのお付き合いも
ぐっと力を入れて、精力的に活動するなかで、
本来の「暮らし」というものを、どこか蔑ろにして居ることに、
知らず知らず気づいていない自分に、ハッとしました。
お付き合いでの外食が増え、夜遅くに帰宅することも多く、
となると、朝も疲れて早起きができない。
掃除も、整理整頓しかしていない家の中。
大好きなモノづくりの時間も、絵を描く時間も減り
気が付けば、心が入っていない暮らしへと変わってしまっていることすら、
私本人が気づけなくなっていたような気がします。
人が来るから掃除をしようとは思っても、もてなしの心や、
普段自分自身が愉しむための暮らし方をしていたのか?
そう考えると、少なくともここ1年、答えはNOです。
休みに入って、じっくり家の中を見渡してみると、どこもかしこも
時間が止まっている。
物も増えたこともあり、飾ることがどんどん足し算になっている。
お庭も手入れが行き届かず、植物の息が上がっている感じ・・・
これは危機的状況です!
ようやく、ハッとさせられたお休みでした。
この連休中、まずは鎌倉山の中をウォーキングしまくり、自然に触れ
セカセカして、物事が見えなくなっていた自分をリセットしました。
時間に余裕をもつことの大切さが、どれだけ心を豊かにするかを
忘れているなんて、家づくりをしているのに情けない。。。
もちろんお付き合いも楽しいし、大切です。
でも、暮らすことを大切にしてきた自分が、忘れてはいけないこと。
これは最低限していなくてはね。
「綺麗に見せる掃除ではなく、日々こまめに手を入れること。」
「しっかりと手作りした食事。」
「空間に息吹を吹き込むこと。」
「暮らすことを大事にすること。」
やっているようで、やっていない空間からは、
発想とか空想といった、よいイメージが浮かばなくなる。
そういうもんだと、実感しました。
引き算の法則で物を片付け、好きなものをちょこっとだけ。
最後に花や緑を飾って・・・
いつでも飾っていたいから、いつもいつもお花屋さんで買わなくたっていい。
せっかく自然の多い場所に住んでいるのだから、雑草と呼ばれる野草だって
十分可愛く飾ることができます。
イヌの散歩中に採ってきた、名前もわからない野草です。
花瓶がなくとも、取っておいたかわいい形の瓶や、
普段使いのガラスの食器で十分。
掃除が進んで、楽しくなってきたら、こんなアイデアまで♬
使っていなかったアンティークのバターケースに、
擁壁に咲いていたヒメツルソバを飾ってみました。
家に息が吹きこまれると、音楽が聴きたくなって、本が読みたくなる。
居心地がいいと、時間がゆったりと流れていくので、料理も
ちゃんとしたものを作りたくなる。
不思議なものです。
当たり前のようにしていたはずが、気が付けばやっていなかったんですね。
もう一度、足元を見つめ直した私。
「暮らす」を大切に、創造の羽根を広げれば、
心が豊かになる暮らしがありました。