「台風到来前後にやるべきこと5選」

6月に入り、早々に台風2号・3号の影響もあって大雨警報で激しい風も伴った夜中は、嵐のようでした。どうやら2023年は秋にかけてエルニーニョ現象が発生する可能性があり、この影響で、夏は太平洋高気圧の衰退が平年よりも早くなるのではと言われています。そうなると、台風も8月のうちから本州に近いコースを通りやすくなる予想となり、平年よりも台風の接近数が多くなるのでは?と予想されているようですね。
技拓の社屋があるここ鎌倉山でも、ここ数年南風による樹木の潮枯れがたびたび起こるようになりました。
エルニーニョが発生している秋は、勢力の強い台風が接近する傾向もありますので、いろいろと注意が必要となりそうです。そこで、今回は「台風前後にしておくべきこと5選」を注意喚起としてお知らせしていきたいと思います。

台風前後にしておくべきこと5選

  1. 台風が近づいてきたら、庭やデッキにある飛びやすい物がないか必ず確認してください。物によっては、風邪に飛ばされ窓ガラスにヒビが入ったりすることも考えられます。またご近所へ飛散して事故にならないようにすることも重要です。近隣からの飛散物による被害であっても、自邸の保険にてカバーすることとなり、近隣とのトラブルにもなりやすいのです。
    デッキチェアやデスクなども飛ばないように縛ったり、ひっくり返したりと小雨のうちに対策をお願いします。
    またフェンスのぐらつきなどがないか、確認をしましょう。
    万が一ぐらつく箇所があったら、応急処置をして固定してください。台風後に工事が必要な物に関してはご連絡をください。
    ただし、大型台風直後などはご連絡が重なる場合も十分に考えられますので、工事に取り掛かる時間を要することもあります。普段からシーズン前に早めにチェックをしてご相談くださることをお勧めいたします。
  2. 台風後には、外周りの金属部分を中心に、風と共に飛んできた潮を落とすため、水洗いをお願いします。特にアンダーセンサッシのステンレス製網戸やバルコニーの金属製手すりなど長年の蓄積により、錆びやすくなります。高圧洗浄機でもホースでも構いませんので、外から潮を十分に洗い流しましょう。
  3. 樹木も潮風の影響で潮枯れを起こしてしまうことが多々あります。特に海側にお住まいの方は要注意です。水を十分にかけて潮を洗い流してあげてください。
    せっかく費用をかけたガーデニングも、1回の台風で全滅したというお話を伺ったことがあります。ご面倒でも雨が止んだ翌日日差しが強くなる前には行なってあげることをおすすめします。
  4. 台風後、家の周りを確認してください。飛来物によってガラスや外壁に大きな被害がないか、樋などが外れていないか、フェンスがぐらぐらしていないか、隣接した家にも影響がでていないかなど、チェックをすることをお勧めしております。たまに近隣の方から棟換気が落ちているとご報告いただくケースもあったりしますので、一通り目視をお願いします。
  5. 万が一、竜巻などが発生した場合に、屋根への影響や思わぬ被害が出る場合もございます。そういった被害は、保険適用にて直していくケースもあるため、保険の契約内容のご確認とともに、気づいた時点で被害が起きた場所の写真などを状況がわかるように撮影しておくことが肝心です。

多くの方が被災するような状況の場合は、緊急性のある方からのご対応となりますが、まずはご一報いただければと思います。
また、万が一台風のさなかに雨漏りなどあった場合には、雨が止むまで処置がほどこせないので、バケツなどで応急処置をしていただき翌日にでもご連絡ください。
特に2階バルコニーの排水溝に落ち葉などがたまっていると、長時間の雨によりオーバーフローを起こす原因となり、それが雨漏りに繋がる要因でもあります。シーズン前にお掃除をしていただくとよいでしょう。
高木が倒れて屋根に大きな影響がでるあるいは、身の危険性を感じるなど不測の事態が発生した場合には、迷わず119番で消防署にて対応していただくことをお勧めいたします。

補足ですが、お引越しされたばかりの方も驚かれる場合があるのですが、強風でサッシのペアガラス(特に掃き出しの大きなガラス)が、内側へ膨らんで見えることがあります。
膨らませることがガラスを割れづらくしておりますので、押して固定することは絶対にしないでください。かえってガラスが割れる原因となりますのでお気を付けくださいませ。

# | # | #

閲覧するにはオーナー様専用
パスワードが必要です。